頭部両端型双龍紋Dタイプの石造連子窓型蕃塀の欄間部は、雲海の表現方法から、以下の5類に細分することができる。今回は、このうちの2類を紹介したい。2類は、やや高めに山形の雲を中心に別の雲が折り重なっているものであり、このタイプの欄間部を持つ蕃塀は全部で15基存在する。今回はこのうちの7例を例示する。
名古屋市中川区西日置鹽竈神社の蕃塀の欄間部
名古屋市中川区富田赤星神社の蕃塀の欄間部
名古屋市中川区長良八剱社の蕃塀の欄間部
一宮市西萩原神明社の蕃塀の欄間部
春日井市稲口津島社の蕃塀の欄間部
稲沢市込野富士社の蕃塀の欄間部
稲沢市法花寺日吉社の蕃塀の欄間部