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欄間部の頭部を両端に置く双龍紋(その22)
前回までに、頭部両端型双龍紋Dタイプ3類の石造連子窓型蕃塀の欄間部を紹介した。今回はそれらについて検討を加えたい。
まず、これらの製作年に着目してみると、最初に1925年に稲沢市中之庄厳島社で建設され、その後は、1926年1基、1927年に2基、1928年に7基、1929年に1基、1931年に1基、1935年1基が築造された。つまり、1925年から1935年までの11年間に限定されて造られ、特に1928年に建設ラッシュを迎えていたことが明らかとなった。頭部両端型双龍紋Dタイプ3類の欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀は、1類や2類と同様に昭和初期に造られたものといえるが、1類や2類に比べるとやや古い時期にまとまりがみられる。 また、製作者については、名古屋市西区八坂町の石工角田六三郎の作品が8基、名古屋市西区菊井町の石工角田乙吉の作品が4基、名古屋市西区栄生町の石工戸田公平の作品が1基となり、最初に建造された稲沢市中之庄厳島社の蕃塀のみが不明となっている。製作者と製作時期は対応関係が認められ、角田六三郎は1926年から1928年10月まで、戸田公平は1928年に、角田乙吉は1928年以降に製作していたことが分かる。1928年に頭部両端型双龍紋Dタイプ3類の欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀は、角田六三郎から戸田公平を経て角田乙吉によって製作されたものといえる。 頭部両端型双龍紋Dタイプ3類の石造連子窓型蕃塀の欄間部を年代順に並べたものが、下記の図である。
by banbeimania
| 2009-09-01 00:06
| 蕃塀を深める
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