蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
by banbeimania
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欄間部と羽目板部の組合せ(その24)大区分で見る(4)

 現在は、石造連子窓型蕃塀の上位の紋様帯(欄間部)を17類、下位の紋様帯(羽目板部)は24類に大別して、その組合せを整理しており、その中で事例が最も多い、隅丸方透タイプと3間全方形枠タイプの組合せを紹介している。

 さて、これら50事例を製作年に着目すると、1916年に古道八幡社例が、1917年に田代南山神明社例と南小渕天神社例が、1918年に今伊勢石刀神社例が、1919年に千秋浮野八幡社例と光明寺愛宕社例が、1921年に曽本神明社例と定水寺神明社例が、1922年に治郎丸天神社例が、1923年に千秋塩道神社例と前飛保白山社例と徳重国霊社例が、1924年に横内若宮八幡社例が、1925年に西海戸愛宕社例と松降古守神社例と丹陽重吉八幡社例と北神明町神明社例と瀬部八剱社例が、1926年に赤童子白山社例が、1927年に長束白山社例と阿具麻神社例と時之島日吉社例が、1928年に神明生田神社例と草井天神社例と中央神明社例が、1930年に陸田本町神明社例が、1931年に赤池諏訪社例と九ノ坪十所社例が、1932年に伊富利部神社例が、1933年に井之口日吉社例と高田波蘇伎神社例が、1934年に大和妙興寺日吉社例と沖之島神明社例が、1935年に削栗神社例が、1936年に奥田大門切白山社例が、1937年に西田中神明社例と大野山須佐男社例と船津八剱社例が、1940年に大和毛受八幡社例が、1941年に木津三明神社例が、1967年に一色神明社例が、1970年に本郷神明社例が、1971年に多気神社例が、1972年に秋田東郷前天神社例が、1977年に奥町若宮神明社例が、1981年に萩原高木神社例が、1986年に大地坂折社例と上八田神明社例が、1990年に大手八幡神社例が、1993年に大留神明神社例がそれぞれ製作されている。1916年から1993年までの長期間にわたり製作されたが、1925年頃に最も盛んに造られたようである。

 また、製作者についてみると、古道八幡社例は名古屋市西区の角田六三郎、沖之島神明社例は名古屋市西区の角田乙吉、治郎丸天神社例と九ノ坪十所社例は名古屋市西区の荒木弥助、大和毛受八幡社例は一宮市の宮田茂、草井天神社例は江南市柏森の伊神賢寿、木津三明神社例は江南市柏森の奥村末武、西海戸愛宕社例と前飛保白山社例と赤童子白山社例は江南市古知野の亀山銀造、削栗神社例は江南市古知野の曽山石材店、中央神明社例は小牧市の船橋金次郎、長束白山社例と大和妙興寺日吉社例と奥田大門切白山社例と井之口日吉社例と赤池諏訪社例は稲沢市長束の石松、瀬部八剱社例は岩倉市の山本甚五郎、西田中神明社例と田代南山神明社例は北名古屋市米野の井上金七、松降古守神社例は岡崎市の今井新太郎、定水寺神明社例は岡崎市の鈴木忠太郎、北神明町神明社例は岡崎市の加藤八太郎、大手八幡神社例は岡崎市の永田石材店、本郷神明社例は岡崎市の藤田石材、奥町若宮神明社例は岡崎市の武嶋石材店、今伊勢石刀神社例は名倉大吉であった。

 石工の所在地別にまとめると、名古屋市所在の石工は3名4事例、一宮市所在の石工は1名1事例、江南市所在の石工は4名6事例、小牧市所在の石工は1名1事例、稲沢市所在の石工は1名5事例、岩倉市所在の石工は1名1事例、北名古屋市所在の石工は1名2事例、岡崎市所在の石工は6名6事例となる。本来、石造連子窓型蕃塀は名古屋市や岡崎市所在の石工の作品が多数を占めているのだが、隅丸方透タイプと3間全方形枠タイプの組合せでは無い訳ではないがそれほど目立たず、むしろ江南市所在の石工や稲沢市長束の石松の作品が多いことに気づく。
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         一宮市西海戸愛宕社の蕃塀
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by banbeimania | 2011-02-15 00:01 | 蕃塀を深める | Comments(0)
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