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欄間部と羽目板部の組合せ(その26)大区分で見る(6)
現在は、石造連子窓型蕃塀の上位の紋様帯(欄間部)を17類、下位の紋様帯(羽目板部)は24類に大別して、その組合せを整理しており、その中で事例が2番目に多い双龍両端タイプ×3間2獅子虎タイプの組合せを紹介している。
さて、これら23事例を製作年に着目すると、1926年に矢合三社例が、1928年に鍋片松山神社例と西今宿金山社例が、1929年に日置八幡宮例が、1930年に法花寺日吉社例が、1931年に岩塚七所社例と馬見塚六所社例と大森八劔神社例と込野八龍社例と込野富士社例と福島神明社A例が、1934年に西日置鹽竈神社例が、1935年に附島八幡社例が、1936年に平野八幡社例と稲口津島社例が、1937年に草部神明社例と日下部3丁目神明社例と上ノ島神明神社例が、1939年に上条稲荷社例が、1940年に西川端神明社例が、1942年に小信中島那迦島神社例が、1963年に萩原林野八幡社例が、1964年に竹腰八剱社例がそれぞれ製作されている。1926年から1964年までの期間にわたり製作されたが、最も多い隅丸方透タイプと3間全方形枠タイプの組合せに比べると期間は限定されている。概ね1936年頃に最も盛んに造られたようである。 また、製作者についてみると、大森八劔神社例・馬見塚六所社例・平野八幡社例・込野八龍社例・附島八幡社例・日下部3丁目神明社例・法花寺日吉社例・福島神明社A例・稲口津島社例・鍋片松山神社例・上条稲荷社例は名古屋市西区の角田六三郎、込野富士社例・岩塚七所社例は名古屋市西区の角田乙吉、竹腰八剱社例・萩原林野八幡社例は岡崎市の安藤虎、西日置鹽竈神社例は岡崎市の大山嶋一郎、西川端神明社例は津島市所在の石匠であった。 石工の所在地別にまとめると、名古屋市所在の石工は2名13事例、津島市所在の石工は1名1事例、岡崎市所在の石工は2名3事例となる。特に、名古屋市西区の角田六三郎が約半数の11事例を製作していることから、双龍両端タイプ×3間2獅子虎タイプの組合せの石造連子窓型蕃塀に角田六三郎が果たした役割は大きかったといえる。
by banbeimania
| 2011-02-18 00:48
| 蕃塀を深める
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