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名古屋市昭和区川名町川原神社の蕃塀
最初の蕃塀の事例として、このブログの冒頭で紹介した川原神社の蕃塀を取り上げる。
川原神社は、平安時代初期の『延喜式』にある『愛智郡川原神社』に相当する式内社で、日神(ひのかみ)、埴山姫命(はにやまひめのみこと)、罔象女命(みずはめのみこと)の三神を祀っている。戦災に遭い昭和28年に再建されたという(境内の案内看板による)。なお、現在の社殿は平成10年に再々建されたものである。 川原神社の蕃塀は木造銅板葺きである。大きさは概略で、本体長約4.1m、全高約3.0m、屋根長約5.4m、屋根巾約2.0mで、両側に控え柱を持つ。 詳細の構造は次の通り。切り石による布基礎に、丸太材の柱を4本立てて巾を3間としている。下から順に腰板の貫、腰長押、内法長押を通し、上端は棟木を渡す。内法長押の上に雲形肘木と腕木を配置し表裏両面の桁を支え、まばらに垂木を渡して屋根を載せる。屋根は切妻造り銅板平葺きで、軒反りは全体に緩やかに反る真反り、屋根の最上部の大棟とその両端の鬼板も銅板で造られる。3間とも中央に連子窓を持ち、下部は布羽目板が嵌め込まれる。 3間の規模で縦方向に隙間の開く連子窓を持つものは、蕃塀の中でも比較的立派な印象を与えるものである。なお、きちんと確認を取っていないが、案内文からみて蕃塀も昭和28年に再建された可能性が高いだろう。
by banbeimania
| 2007-01-20 01:10
| 蕃塀の事例
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