蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
by banbeimania
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稲沢市北市場町立部社の蕃塀

 稲沢市北市場町屋敷に所在する立部(たちべ)社については、由緒などを記した資料を入手することができず、詳細は不明である。立部社では毎年7月の第3土曜日に稲沢市指定文化財になっている「こがし祭り」が行われている。稲沢市のホームページでは、『この祭りの由来には諸説あるが,その一つに,江戸時代の寛文年間に飢饉が起きたとき,村の名主の夢枕に須佐之男命が現れ,「少しの麦でもいいから奉納してくれ」というお告げどおりにしたところ飢饉が収まったため,神様に感謝する祭りが始まったと言われている。』という。上記のことからみて祭神は須佐之男命と思われる。


 北市場立部社の蕃塀は、3間巾の石造連子窓型蕃塀で、大きさは概略で本体長約2.7m、全高約2.4m、屋根長約3.5m、屋根巾約0.6mを測り、両側には控え柱を持たない。

 詳細の構造は次の通り。基壇を持たず直接地面に礎石と布基礎を配置し、その上に円柱を2本立てて屋根を載せている。円柱の内側には下から羽目板部、貫、連子窓部、貫、透かし部の順に石材を積み重ねている。羽目板部は円柱?を2本立てて3つの区画に分けており、表面は隅を丸く加工した方形の単純な形を切り出したままであって装飾的な彫刻などは全く認められない。中央の区画裏面には「寄附人 (人名15名分) 大正十三年十月」と刻まれている。透かし部は双龍紋が描かれ、その形状は龍の頭部が左端と中央に配置されて向かい合うCタイプであった。左側円柱の側面に「ナゴヤ西区八坂町 石工角田六三郎作」と記されていた。円柱上位に雲形腕木を模した張り出しが前後にあり、連子窓部は角柱を10本立てて造られる。屋根は寄せ棟状に切り出され、大棟は両側に少し突き出ている。控え柱は存在しないが、背面に斜めに石製角材で支え棒が渡され、ボルトで固定・補強されている。

 北市場立部社は正面から灯籠、鳥居、灯籠、蕃塀、狛犬、灯籠、壁の無い吹き抜けの妻入拝殿、渡殿、灯籠、狛犬から基壇上の本殿施設群に至る構成を持つ。

 北市場立部社の蕃塀は、大正13年(1924)に名古屋市西区の石工角田六三郎が製作したものである。透かし部の双龍紋はCタイプであるが、角田六三郎の作品でCタイプに属するものには、北名古屋市石橋八幡社と稲沢市堀之内天神社の蕃塀がある。
e0113570_23561495.jpg

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by banbeimania | 2007-09-12 23:56 | 蕃塀の事例 | Comments(1)
Commented by magazinn55 at 2007-09-13 20:32 x
突然のコメントで失礼いたします。
ブログを拝見させていただきまして、是非とも協力をして
いただきたくコメントという形で、ご連絡をいたしました。
当サイトは「ブログで繋がるコミュニケーション」をテーマに
参加していただくブロガーの皆様を幅広く募集をしています。
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なお、こちらのミスで謝って、再度、ご連絡をした場合。
また、全く興味のない方は削除されてください。
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