蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
by banbeimania
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ちょっと驚いた(兼 本ブログの概要紹介)

 一昨日から急に訪問者数が激増した。桁が2桁くらい異なるアクセス数にいきなり跳ね上がり、一体どうしたのだろうと思った。少し調べた結果、10月24日にYahoo!カテゴリーの新着サイトに本ブログが紹介されたことがきっかけであることが判明した。生活と文化>宗教>宗教別>神道>神社のカテゴリーに登録されたようである。
 まさか、まさか、こんなマニアックなネタで、しかも決してやさしいとは言えない文章で淡々と事例紹介を続けている本ブログが登録されるとは、ちょっと驚いた。
 せっかくの機会なので、これまでに分かってきたことを簡単に整理して、本ブログの内容を紹介してみたいと思う。


蕃塀とは
 蕃塀は、神社の一施設で、通常は参道上で拝殿の前に存在する短い塀である。「不浄除け」、「透垣」、「籬」などとも呼ばれる。正殿を直視しない(できない)ようにするとか、不浄なものの侵入を防ぐために造られたと思われるが、正確な目的は不明である。辞書などでは「蕃塀」は伊勢神宮のものを指すことが多い。

蕃塀の分布
 今のところ愛知県西部(尾張平野)を中心に分布し、岐阜県や三重県や愛知県東部(三河)にもわずかに存在するようだ。少なくとも旧丹羽郡・旧西春日井郡・旧中島郡あたりは蕃塀が濃密に分布する地域と思われる。よく「愛知県の大きな神社に多い」という解説を目にするが、大きな神社でも蕃塀が無い神社もある(例えば犬山市大県神社など)し、小規模な神社でも蕃塀を持つ事例は数多いので、神社の規模と蕃塀の有無については関連性が薄いといえる。また式内社であるか否かもあまり関係がない。

蕃塀の起源
 蕃塀の発生については全く知り得ていない。文献や記録などをもっと調べる必要がある。確認できた最古の蕃塀は、宝暦2年(1752)に編纂された地誌『張州府志』に描かれた稲沢市尾張大国霊神社と名古屋市熱田神宮と一宮市真清田神社の蕃塀である。

蕃塀の種類
 蕃塀は、形状から大きく連子窓型蕃塀と衝立型蕃塀に分類でき、愛知県下では圧倒的に連子窓型蕃塀が多い。材質に着目すると木造と石造などがある。状況からみて、当初は木造連子窓型蕃塀であったのが、後に石造連子窓型蕃塀に変化するケースが散見される。石造連子窓型蕃塀は製作年代や作者が判明する資料が多く、現在のところ大正9年(1920)が最古の事例である。大正9年から数年間は様々な石造連子窓型蕃塀ができたが、昭和初期になるといくつかの職人が定型化した蕃塀を製作するようになったと感じられる。

伊勢神宮との関連
 未だに実見していないが、伊勢神宮の蕃塀は衝立型蕃塀であり、案外愛知県に多数分布する連子窓型蕃塀とは関係が極めて薄いかもしれない。愛知県に多い連子窓型蕃塀は、本当は江戸時代の地誌類にみられる「透垣」と呼んだ方が良いかも知れないと感じ始めている。
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by banbeimania | 2007-10-26 23:17 | 蕃塀とは(はじめに) | Comments(4)
Commented by 新井 at 2007-11-10 00:46 x
概要紹介、とても参考になります。
たしかに蕃塀(というより透かし塀)は、小さな神社でもよく見かけます。それこそ小さな境内で鳥居へ密着するように存在して、正直邪魔じゃね?と思うことも。
熱田神宮にある蕃塀は伊勢神宮と同じものですが、伊勢と違い別宮摂社末社には一つもありませんでした。
もし熱田神宮と島田神社の蕃塀が突発的なものだとすると、分布の南東限は御器所八幡宮、堀川の住吉神社・須佐之男神社かな?これも孤立気味ですけど。
Commented by banbeimania at 2007-11-10 22:14
 蕃塀の分布については、濃密に分布する地域(全神社の5割程度持つ)、普通に見かける地域(全神社の2割程度持つ)、稀に存在する地域と段階的に考えると整理しやすいように、今は感じています。また、建設された時期も重要で、海部郡南部の稀に存在する蕃塀は全て戦後のものです。
 まあ、私自身がまだ名古屋市の中でも参拝していない神社が多い状況で、分布についてきちんとした分析結果を提示できるわけがありません。現地で確認した結果を踏まえて、ゆくゆくはまとめていきたいなと思っています(早くて1年後くらいにメドが立つかなあ)。
Commented by 独りしゃべり at 2008-02-05 15:56 x
初めまして、私はこの度、一宮市内の浜神明社の氏子総代になり、この神社関係の資料を整理していたところです。
この神社にも、木造の「透かし」があり、以前から気になっていた、「透かし」「通し」「不浄除」とは聞いておりましたが、「蕃塀」とは初めて知りました。意味がまだ少し不明ですが、親から、身内に不幸が会った時は、ここから神様に祈るんだとは聞いたことがあります。
この神社は戦争で焼けて、鳥居の位置が南から東に位置変更されて、本来の鳥居、透かし、神殿と一直線ではない。
気になっていたノドの骨が取れた感じです。
大変勉強になりました。ありがとうございました。
Commented by banbeimania at 2008-02-06 00:20
コメントありがとうございます。まだまだ分からないことが多いのですが、少しはお役に立つことができたようでうれしく思います。コメントの中にはいくつか興味深い内容があり、こちらこそ勉強になります。
 今紹介している春日井市の次くらいに、一宮市内の蕃塀を紹介していこうと思っていますが、数が多くて少々難渋しております。浜神明社は愛知県神社庁のリストに無いようですが、ぜひいつか参拝したいと思います。
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