蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
by banbeimania
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堀池論文を読む(13)

 今日は堀池康夫・堀池哲生論文の残りを読んでみる。これでようやく堀池康夫・堀池哲生「蕃塀の研究(その民俗学的建築史の解明)その1」を全部読み終えることとなる。

8)藩塀の分布と地域性 — 現在までの調査によれば、藩塀所在の神社は尾張国に集中して分布し、その他は美濃国の木曽川流域に点在する。特に留意する点は、愛知県内の三河国及び木曽川を隔てた三重県(伊勢国)に藩塀の所在を1、2の場合の外、認められない事である。尾張国のみの集中分布は民俗学的、歴史学的原因によると考えられる。
9)おわりに — 今後の調査研究事項として次を挙げておく。
イ)蕃塀と藩塀の関連の究明 ロ)神社祭神による藩塀の有無 ハ)尾張国と藩塀の結びつき ニ)沖縄民家の屏風との関連 ホ)大和—琉球—台湾—中国の蕃塀的構造物の追跡と解明。
(堀池康夫・堀池哲生「蕃塀の研究(その民俗学的建築史の解明)その1」より抜粋)

 蕃塀(藩塀)の分布については、今なお調査中であるが、堀池の指摘は概ねあたっていると思われる。尾張国のみに集中して分布する理由は、解決することが難しい重要な問題と考えられる。

 今後の調査研究事項については、個別に所感を述べたい。
イ)「蕃塀と藩塀の関連の究明」は、衝立型蕃塀と連子窓型蕃塀の関連性を明らかにすることを意味するのだろう。この点に関しては、伊勢神宮との関わりが重要な鍵を握っていると感じられる。
ロ)「神社祭神による藩塀の有無」は、本ブログのタグをみれば分かるように、蕃塀を持つ神社は神明社・八幡社・白山社などに多いことが判明している。ただし、愛知県ではそもそも神明社・八幡社・白山社の数が多いので、祭神と藩塀の有無の関係を簡単に結論づけることは危険であろう。この問題の解決には、祭神別に蕃塀を持つ割合を算出する必要があると考える。
ハ)「尾張国と藩塀の結びつき」という問題は、尾張国に蕃塀が集中する理由を明らかにすることを意味するのだろうか。この点が当面の最大の課題と私は位置付けている。そして、その解決の糸口はまだ見えていないのが現状である。
ニ)「沖縄民家の屏風との関連」や、ホ)「大和—琉球—台湾—中国の蕃塀的構造物の追跡と解明」は、もはや私の能力を超えている問題意識であり、にわかに論評できるような立場に無い。このような知識と視野の広さが、簡単には真似することのできない大学教員の知の深さといえるだろう。
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by banbeimania | 2007-12-08 00:01 | 蕃塀を深める | Comments(0)
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