蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
by banbeimania
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伊勢市豊受大神宮の蕃塀(2)

 豊受大神宮では、蕃塀は御正宮の東西南北の四面に各1基ずつ存在する。前回は、このうちの豊受大神宮御正宮南面の蕃塀を紹介した。今回は、南面以外の豊受大神宮御正宮の蕃塀をみていきたい。

 豊受大神宮御正宮南面の蕃塀は、御正宮の板垣(外郭)の東西南北に開く御門の外側にそれぞれ1基ずつ存在することが、様々な文献に記されている。南面の蕃塀は私たちが普通に接近できる場所に所在するため、詳細に観察することができた。しかし、その他の3基については接近できる状況ではなく、その存在を遠目に確認することができた程度である。順に観察できた状況を説明したい。

 豊受大神宮御正宮西面の蕃塀は、現状では式年遷宮を行うための古殿地に存在し、その古殿地の南側からみることができた。3間巾の木造衝立型蕃塀で両側には控え柱を持たないものである。基礎構造は全く分からなかったが、円柱を4本立てて上端に断面形が五角形の覆板(笠木)を載せており、柱脚に盤(地貫)、柱頭には樋(頭貫)を渡している。横羽目板を各間に9枚嵌め込み、表面は白木のままである。
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 豊受大神宮御正宮東面の蕃塀は、現状では五丈殿の奥に存在しており、神楽殿前の参道からみることができた。3間巾の木造衝立型蕃塀で両側には控え柱を持たない。基壇を持たず直接地面に円柱を4本立てて上端に断面形が五角形の覆板(笠木)を載せている。柱間には自然石を一列に並べ、柱脚に盤(地貫)、柱頭には樋(頭貫)を渡している。横羽目板を各間に9枚嵌め込み、表面は白木のままである。
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 豊受大神宮御正宮北面の蕃塀は、現状では御正殿の東側に沿う参道からその側面をみることができた。遠方過ぎて詳細な構造は不明である。3間巾の木造衝立型蕃塀で両側には控え柱を持たない。円柱を4本立てて上端に断面形が五角形の覆板(笠木)を載せており、柱脚に盤(地貫)、柱頭には樋(頭貫)を渡しているようにみえる。横羽目板を各間に9枚嵌め込み、表面は白木のままである。
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 このように、豊受大神宮御正宮の東西南北の四面に各1基ずつ存在する蕃塀は、全て同じ構造を呈していると思われる。おそらく規模もそれほど異ならないように感じられる。
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by banbeimania | 2007-12-17 00:28 | 蕃塀の事例 | Comments(0)
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