蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
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隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その17)

 石造連子窓型蕃塀の欄間部は大きく17類に区分できるが、そのうちの隅丸方形の透かしがある事例については68事例が存在し、12タイプ15類に区分できた。これら全部を製作年代に並べた図を前回に掲載したが、今回はこれを若干説明していきたい。

 隅丸方形の透かしがある欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀は、変遷図を一瞥すると、ほぼ全てのタイプが戦前(特に1915年〜1930年)に出現し、戦後はそのほぼ半数のタイプが消えていることが分かる。まず、最初は1916年にFタイプが出現し、次いでCタイプ1類・Jタイプ1類・Kタイプ・Cタイプ2類・Jタイプ2類・Eタイプなどの順に登場している。これらの中で戦後にまで継続しているものは、Cタイプ1類と2類・Eタイプ・Fタイプ1類と2類・Gタイプ・Jタイプ2類である。Hタイプのみは戦後にのみ認められるものであった。

 隅丸方形透かしがある欄間部の中で事例が多いものは、Cタイプ1類とFタイプ1類とGタイプとJタイプ1類である。このうち戦前に多いCタイプ1類とFタイプ1類とJタイプ1類の3種は、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、隅角部を内側へ膨らませた先端が尖る(隅丸を2つ重ねたような形状)ものであるという共通点が存在する。つまり、Cタイプ・Fタイプ・Jタイプの相違は、中央に置かれた区切りが扁額か角柱型束柱か円柱型束柱かの相違にしか過ぎない。したがって、戦前の隅丸方形透かしがある欄間部は、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、隅角部を内側へ膨らませた先端が尖るものが多いといえる。

 一方、戦後に多い隅丸方形透かしがある欄間部は、Gタイプが多い。特に1980年代以降は大半を占めているといってもよい状態である。このGタイプは、中央に無紋の角柱形束柱を持ち、透かしが単純な隅丸方形となるもので、隅丸方形透かしがある欄間部の中で最もシンプルなものと見ることができる。

 この結果、隅丸方形透かしがある欄間部は、戦前から戦後に至る過程で、その形状を単純化させていく変化があったことが判明した。
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  複雑なタイプ(美和町古道八幡社の蕃塀の欄間部:1916年製作)
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  単純なタイプ(岩倉市野寄八剱社の蕃塀の欄間部:2001年製作)
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by banbeimania | 2009-10-31 18:52 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その16)

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by banbeimania | 2009-10-29 23:23 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その15)

 これまで、石造連子窓型蕃塀の欄間部に隅丸方形の透かしを持つものを紹介してきた。これらは全部で12類に大別されるが、今回は最後の隅丸方形透かしLタイプを紹介する。

 中央に刻字された円柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしLタイプに属する欄間部は、一宮市瀬部八剱社の蕃塀に認められる。
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         一宮市瀬部八剱社の蕃塀の欄間部

 一宮市瀬部八剱社の蕃塀は1925年に岩倉市の山本甚五郎によって製作されたものであった。刻字された円柱形束柱を扁額と同じものと考えるならば、隅丸方形透かしCタイプ1類の蕃塀の亜流と評価することもできる。なお、Cタイプ1類の欄間部を持つ蕃塀は、1917年から1970年までの長期間に製作され、特定の石工に偏ることが無いものであった。
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by banbeimania | 2009-10-27 22:48 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その14)

 これまで、石造連子窓型蕃塀の欄間部に隅丸方形の透かしを持つものを紹介してきた。これらは全部で12類に大別されるが、今回は11番目の隅丸方形透かしKタイプを紹介する。

 中央に無紋の円柱形束柱を持ち、透かしが単純な隅丸方形となる隅丸方形透かしKタイプに属する欄間部は、一宮市光明寺愛宕社と一宮市今伊勢石刀神社の蕃塀に認められる。
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         一宮市光明寺愛宕社の蕃塀の欄間部
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         一宮市今伊勢石刀神社の蕃塀の欄間部

 この2つの蕃塀はそれぞれ、今伊勢石刀神社例は1918年に、光明寺愛宕社例が1919年に製作されたものであった。また、今伊勢石刀神社例は名倉大吉によるものである。この結果、隅丸方形透かしKタイプの欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀は大正年間の極めて限定された期間に製作された古いタイプのものであったことが分かる。
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by banbeimania | 2009-10-26 22:57 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その13)

 前回では、隅丸方形透かしJタイプを2類に分け、そのうちの1類を紹介した。今回は隅丸方形透かしJタイプ2類を取り上げてみる。

 中央に無紋の円柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしJタイプは、隅角部の形状から2類に細分することができた。このうち、隅丸方形透かしJタイプ2類は、隅角部を扇形(円形の4分の1の形)に内側へ膨らませた状態になっているもので、一宮市千秋塩道神社例、江南市曽本神明社例、大口町秋田東郷前天神社例の3事例がある。ここでは千秋塩道神社例と曽本神明社例を写真で示しておく。
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         一宮市千秋塩道神社の蕃塀の欄間部
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         江南市曽本神明社の蕃塀の欄間部

 これらの蕃塀を製作年代順に並べると、1921年に曽本神明社、1923年に千秋塩道神社、1972年に秋田東郷前天神社の順となり、戦前から戦後までの事例が認められる。しかし、製作者については全て不明となっている。
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by banbeimania | 2009-10-26 00:41 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その12)

 隅丸方形の透かしを持つ欄間部のうち、今回は10番目の隅丸方形透かしJタイプを取り上げてみる。

 中央に無紋の円柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしJタイプは、全部で15基の蕃塀に認められる。具体的には一宮市小信中島神明社、一宮市時之島日吉社、一宮市阿具麻神社、一宮市北神明町神明社、一宮市松降古守神社、一宮市丹陽重吉八幡社、一宮市千秋浮野八幡社、一宮市春明春日社、一宮市千秋塩道神社、江南市赤童子白山社、江南市前飛保白山社、江南市曽本神明社、江南市田代南山神明社、小牧市横内若宮八幡社、大口町秋田東郷前天神社の15社の蕃塀である。これらは、隅丸方形透かしCタイプおよびFタイプと同様に、隅角部の形状から以下の2類に細分することができる。

隅丸方形透かしJタイプ1類:隅角部を内側へ膨らませた先端が尖る(隅丸を2つ重ねたような形状)もの
隅丸方形透かしJタイプ2類:隅角部を扇形(円形の4分の1の形)に内側へ膨らませた状態になっているもの

 ここではまず、隅丸方形透かしJタイプ1類の事例を紹介する。Jタイプ1類には小信中島神明社例、時之島日吉社例、阿具麻神社例、北神明町神明社例、松降古守神社例、丹陽重吉八幡社例、千秋浮野八幡社例、春明春日社例、赤童子白山社例、前飛保白山社例、田代南山神明社例、横内若宮八幡社例の12事例がある。ここでは小信中島神明社例と時之島日吉社例を写真で示しておく。
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         一宮市小信中島神明社例の蕃塀の欄間部
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         一宮市時之島日吉社例の蕃塀の欄間部

 これらの蕃塀を製作年代順に並べると、1917年に田代南山神明社、1919年に千秋浮野八幡社、1918年に春明春日社、1923年に前飛保白山社、1924年に横内若宮八幡社、1925年に北神明町神明社、1925年に松降古守神社、1925年に丹陽重吉八幡社、1926年に赤童子白山社、1927年に時之島日吉社、1927年に阿具麻神社、1933年に小信中島神明社の各蕃塀の順となっている。この結果、隅丸方形透かしJタイプ1類の欄間部を持つ蕃塀は1917年から1933年までの比較的古い時期に集中して建造されたことが分かる。

 また、製作者について整理すると、北神明町神明社は岡崎市の加藤八太郎、松降古守神社は岡崎市の今井新太郎、一宮市春明春日社1918岡崎市の石工今井新太郎、赤童子白山社と前飛保白山社は古知野の亀山銀造、田代南山神明社は生田の石工井上金七であったが、その他の小信中島神明社、時之島日吉社、阿具麻神社、丹陽重吉八幡社、千秋浮野八幡社、横内若宮八幡社の6事例は不明となっている。このように見ると、隅丸方形透かしJタイプ1類の製作者は亀山銀造と岡崎市の石工がやや多いと言えよう。
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by banbeimania | 2009-10-25 11:22 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その11)

 これまで、石造連子窓型蕃塀の欄間部に隅丸方形の透かしを持つものを紹介してきた。これらは全部で12類に大別されるが、今回は8番目の隅丸方形透かしHタイプと9番目の隅丸方形透かしIタイプを紹介したい。

 中央に施紋された角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしHタイプに属する欄間部は、一宮市奥町若宮神明社の蕃塀に認められる。
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         一宮市奥町若宮神明社の蕃塀の欄間部

 この一宮市奥町若宮神明社の蕃塀は1977年に岡崎市の武嶋石材店によって製作されたものである。これは新しい部類に含まれるものといえよう。

 一方、中央に変形された角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしIタイプに属する欄間部は、岩倉市神明生田神社の蕃塀に認められる。
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         岩倉市神明生田神社の蕃塀の欄間部

 この岩倉市神明生田神社の蕃塀は1928年に建造されたが、作者は不明である。これは古い部類に含まれるものといえよう。
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by banbeimania | 2009-10-22 22:42 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その10)

 現在は、隅丸方形の透かしを持つ欄間部を紹介している。これらは全部で12類に大別されるが、今回は7番目の隅丸方形透かしGタイプを紹介したい。

 中央に無紋の角柱形束柱を持ち、透かしが単純な隅丸方形となる隅丸方形透かしGタイプは、名古屋市中川区吉津日吉神社、名古屋市北区大我麻神社、一宮市玉野八幡社、春日井市大手八幡神社、春日井市大留神明神社、小牧市中央神明社、岩倉市野寄八剱社、岩倉市稲荷町稲荷社、岩倉市大地坂折社、岩倉市稲荷町熱田社、北名古屋市弥勒寺日吉社、津島市蛭間八幡社、愛西市大野山須佐男社の13社で事例が存在する。ここでは吉津日吉神社例と大我麻神社例を写真で示しておく。
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         名古屋市中川区吉津日吉神社の蕃塀の欄間部
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         名古屋市北区大我麻神社の蕃塀の欄間部

 これらの蕃塀を製作年代順に並べると、1927年に弥勒寺日吉社、1928年に中央神明社、1937年に大野山須佐男社、1977年に稲荷町熱田社、1981年に大我麻神社、1982年に玉野八幡社、1983年に吉津日吉神社、1985年に蛭間八幡社、1986年に大地坂折社、1988年に稲荷町稲荷社、1990年(推定)に大手八幡神社、1993年に大留神明神社、2001年に野寄八剱社の順に蕃塀が築造されていた。一方、製作者については、玉野八幡社例が春日井市の石玉石材、野寄八剱社例が岩倉市の石工石銀、吉津日吉神社例が岡崎石工団地協同組合、大手八幡神社例が永田石材店、中央神明社例が小牧市の石工船橋金次郎、蛭間八幡社例が岡崎石工団地協同組合であることが判明しており、大野山須佐男社・稲荷町稲荷社・大地坂折社・稲荷町熱田社・大我麻神社・大留神明神社・弥勒寺日吉社の各事例は不明であった。

 この結果、隅丸方形透かしGタイプの欄間部を持つ蕃塀は、戦前から事例が存在するものの、その多くは戦後(特に1980年以降)の作品が多いことが分かる。作者は地元の石工によるものと、岡崎市の石工によるものが多く認められる。
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by banbeimania | 2009-10-21 23:21 | 蕃塀を深める | Comments(0)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その9)

 前回では、隅丸方形透かしFタイプを2類に分け、そのうちの1類を紹介した。今回は隅丸方形透かしFタイプ2類を取り上げてみる。

 中央に無紋の角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしFタイプは、隅角部の形状から2類に細分することができた。このうち、隅丸方形透かしFタイプ2類は、隅角部を扇形(円形の4分の1の形)に内側へ膨らませた状態になっているもので、一宮市伊富利部神社例、一宮市萩原高木神社例、北名古屋市熊之庄八幡社例、北名古屋市鹿田十所社例の4事例がある。ここでは伊富利部神社例と萩原高木神社例を写真で示しておく。
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         一宮市伊富利部神社例の蕃塀の欄間部
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         一宮市萩原高木神社例の蕃塀の欄間部

 これらの蕃塀を製作年代順に並べると、1924年に鹿田十所社、1932年に伊富利部神社、1969年に熊之庄八幡社、1981年に萩原高木神社の順となり、戦前から戦後までの事例が認められる。しかし、製作者については全て不明となっている。
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by banbeimania | 2009-10-20 00:33 | 蕃塀を深める | Comments(2)

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その8)

 隅丸方形の透かしを持つ欄間部のうち、今回は6番目の隅丸方形透かしFタイプを取り上げてみる。

 中央に無紋の角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させる隅丸方形透かしFタイプは、全部で11基の蕃塀に認められる。具体的には一宮市伊富利部神社、一宮市萩原高木神社、一宮市削栗神社、一宮市高田波蘇伎神社、北名古屋市熊之庄八幡社、北名古屋市九ノ坪十所社、北名古屋市鹿田十所社、江南市飛高白山社、江南市宮後井出神社、美和町篠田神明社、美和町古道八幡社の11社の蕃塀である。これらは、隅丸方形透かしCタイプと同様に、隅角部の形状から以下の2類に細分することができる。

隅丸方形透かしFタイプ1類:隅角部を内側へ膨らませた先端が尖る(隅丸を2つ重ねたような形状)もの
隅丸方形透かしFタイプ2類:隅角部を扇形(円形の4分の1の形)に内側へ膨らませた状態になっているもの

 ここではまず、隅丸方形透かしFタイプ1類の事例を紹介する。Fタイプ1類には削栗神社例、高田波蘇伎神社例、九ノ坪十所社例、篠田神明社例、飛高白山社例、宮後井出神社例、古道八幡社例の7事例がある。ここでは九ノ坪十所社例と宮後井出神社例を写真で示しておく。
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         北名古屋市九ノ坪十所社の蕃塀の欄間部
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         江南市宮後井出神社の蕃塀の欄間部

 これらの蕃塀を製作年代順に並べると、1916年に古道八幡社、1925年に篠田神明社、1930年に宮後井出神社、1931年に九ノ坪十所社、1933年に高田波蘇伎神社、1935年に削栗神社、1978年に飛高白山社の順となり、古い事例から新しい事例まで存在している。また、製作者について整理すると、削栗神社は江南市古知野の曽山石材店、古道八幡社は角田六三郎、九ノ坪十所社と宮後井出神社は荒木弥助であり、その他の3事例は不明となっている。このように見ると、隅丸方形透かしFタイプ1類の製作年代や製作者に特別な傾向を見出すことが難しいが、1930年代に作品が多いことは指摘できよう。
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by banbeimania | 2009-10-19 00:43 | 蕃塀を深める | Comments(0)