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石造連子窓型蕃塀の規模(本体長—3)
今回は、石造連子窓型蕃塀の中で本体長が短いものについて、具体的に検討したい。本体長の短い順に並べた際に、上位に来るものを列挙すると、下記のようになる。
1位:大口町大御堂縣神社(約1.4m) 2位:岩倉市大市場神明社、岩倉市大市場県明神社、北名古屋市二子神明社(約1.6m) 5位:一宮市江森津島社、清須市朝日厳島神社、北名古屋市西之保喰守社、一宮市丹陽三ツ井休郷八幡社、犬山市楽田青塚前神明社、江南市天王津島社(約1.8m) 11位:一宮市大赤見日吉社、稲沢市六角堂八幡社、愛西市立石八幡社、一宮市白旗通八幡社、各務原市小網2126番地神明神社、一宮市東五城若宮神明社(約1.9m) 17位:北名古屋市鹿田若宮神社、一宮市千秋佐野厳島社、岩倉市稲荷町稲荷社、岩倉市野寄八剱社、春日井市上野神明神社、名古屋市港区上中神明社、一宮市小信中島神明社(約2m) ![]() このようにみると、17位タイまで(約2.0m以下)には格の高い大きな神社はほとんどなく、例えば式内社に比定される神社には全く存在していない。前回の結果も合わせて考えると、蕃塀の本体長(規模)と神社の格や規模はある程度の相関関係が認められるといえる。 ただし、木造連子窓型蕃塀では比較的良好に確認された本体長と間数との相関関係は、石造連子窓型蕃塀の場合はあまりうまく言えないようだ。確かに本体長が約2.0m以下の規模が極めて小さいもの24基の中で、2間のものは15基存在し、その割合は高いといえる。しかし、本体長が5位にランクされる稲沢市法立神明社の蕃塀が2間であること、1間の石造連子窓型蕃塀で本体長が短いという事例がないこと、4間の蕃塀で本体長がやや長いという事例がないこと、あるいは二子神明社・田青塚前神明社・天王津島社などは3間の蕃塀でありながら、規模は小さいものであることなどを考慮すると、石造連子窓型蕃塀における本体長と間数との相関関係が高いとは言いがたい。(2009年6月21日と6月22日加筆修正) ■
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by banbeimania
| 2009-06-19 00:15
| 蕃塀を深める
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