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欄間部の頭部を中央に置く双龍紋(その13)
石造連子窓型蕃塀の欄間部は大きく17類に区分できるが、そのうちの頭部を中央寄りに据える双龍紋が表現される事例については33事例が存在し、7タイプ11類に区分できた。これら全部を製作年代に並べた図を前々回に掲載したが、今回はこれを若干説明していきたい。
頭部中央型双龍紋の欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀は、変遷図を一瞥すると、各タイプが細かく入れ替わって築造されてきた様子が分かる。まず、最初は1924年に頭部中央型双龍紋CタイプとFタイプが出現し、次いでAタイプ2類・Bタイプ・Gタイプ・Eタイプ2類・Eタイプ3類・Eタイプ1類・Aタイプ1類の順に登場している。これらは全て戦前に出現したものであるが、CタイプとEタイプ3類とAタイプ1類のみが戦後にまで継続しているもので、他のタイプは短期間に建造が限られていることが分かる。戦中にDタイプが現れ、戦後ではAタイプ3類が新たに認められるようになった。 製作者については、頭部中央型双龍紋Aタイプ2類が全て名古屋市西区の角田乙吉による作品である他は、特に際立った傾向を認めることができない。そもそも作者が判明しない事例が多いのが、頭部中央型双龍紋の欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀の特徴といえよう。
by banbeimania
| 2009-10-10 11:34
| 蕃塀を深める
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