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石造連子窓型蕃塀の欄間部の変遷(その4)
現在は、17類91タイプに区分した359基の石造連子窓型蕃塀の欄間部について、蕃塀の製作年ごとに事例数を数えるとどうなるか検討している。これまでに、1911年〜1928年に登場した50タイプの欄間部を概観した。今回は1929年〜1940年の間に初登場した24タイプの欄間部をみていきたい。
これまで検討した結果、1923年〜1928年では平均5タイプが新出していたことが判明している。では、それ以降はどうであろうか。1929年〜1940年の間について新出事例が多い順に並べてみると、1936年には4タイプ、1929年と1937年と1940年には3タイプ、1931年と1932年と1935年と1939年には2タイプ、1930年と1934年と1938年には1タイプとなっている。結果、平均して1年に2タイプが創出されたこととなり、1923年〜1928年の間と比べるとほぼ半減したといえる。 さて、この24タイプを17類の大別にまとめてみると、頭部中央型双龍紋タイプ(11種中6種)、諸紋のみタイプ(4種中3種)、頭部左中型双龍紋タイプ(9種中3種)、頭部両端型双龍紋タイプ(12種中3種)、幾何学紋タイプ(3種中2種)、神社名紋タイプ(4種中2種)、単龍紋タイプ(4種中1種)、頭部右中型双龍紋タイプ(3種中1種)、格子透かしタイプ(5種中1種)、束柱のみタイプ(8種中1種)、雲形石材タイプとなる。このようにして見ると、依然として半数が双龍紋であることが分かる。 1923年〜1928年の間は新しいタイプの欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀を多産し造立件数も多かったが、1929年〜1940年の間はそのピークを越え新出タイプも建設件数も半減している。欄間部の内容も双龍紋を主体にしており、あまり画期的に目新しいものが見当たらないといえよう。
by banbeimania
| 2009-12-28 23:08
| 蕃塀を深める
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