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欄間部と羽目板部の組合せ(その13)典型的な蕃塀12
現在は、石造連子窓型蕃塀の上位の紋様帯(欄間部)と下位の紋様帯(羽目板部)の組合せを検討している。さて、その中で同じ紋様帯の組合せが3事例あるものは全部で10種存在する。このうち今回は、頭部両端型双龍紋Dタイプ3類と2間両獅子紋Dタイプの組合せを紹介する。
まず、欄間部の頭部両端型双龍紋Dタイプ3類は、中央に扁額を持たず、龍体部を中心に透かしがあるものの中で、低く流れるように山形の雲が折り重なっているものであり、全部で15事例がある。また、羽目板部の2間両獅子紋Dタイプは、2区画にそれぞれ獅子紋を置く羽目板部の中で、両獅子とも後脚を高くあげて、頭を向かい合わせにするものであり、全部で6事例がある。これらが両方とも該当するものは、稲沢市木全八幡社、稲沢市高重郷クロ神明社、あま市(旧甚目寺町)小路神明社の各蕃塀である。 さて、これらを製作年に着目すると、1927年に高重郷クロ神明社例が、1927年に小路神明社例が、1928年に木全八幡社例がそれぞれ製作されている。また、製作者についてみると、3事例とも名古屋市西区八坂町の石工角田六三郎の作品となっている。 この結果、頭部両端型双龍紋Dタイプ3類と2間両獅子紋Dタイプの組合せの蕃塀は、稲沢市南部から旧甚目寺町にかけて所在する神社に分布し、1927年と1928年の2年間に角田六三郎によって製作されたもので、極めて限定的な組合せであったことが分かる。
by banbeimania
| 2011-02-03 00:28
| 蕃塀を深める
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