カテゴリ
全体蕃塀とは(はじめに) 蕃塀30選 蕃塀の事例 蕃塀を深める 探索の記録 検索
以前の記事
2024年 03月2024年 02月 2024年 01月 2013年 01月 2012年 06月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 最新のコメント
最新のトラックバック
タグ
蕃塀(1388)
神明社(152) 式内社(99) 八幡社(87) 分布(85) 白山社(38) 八劔社(29) 天満宮(25) 津島神社(25) 日吉社(23) 堀池論文(19) 熊野神社(16) 分類(15) 伊勢神宮(12) 熱田神宮(9) 六所社(8) 春日社(8) 蕃塀類似施設(8) 須佐之男社(7) 愛宕社(5) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
欄間部と羽目板部の組合せ(その14)典型的な蕃塀13
現在は、石造連子窓型蕃塀の上位の紋様帯(欄間部)と下位の紋様帯(羽目板部)の組合せを検討している。さて、その中で同じ紋様帯の組合せが3事例あるものは全部で10種存在する。このうち今回は、頭部両端型双龍紋Dタイプ1類と3間全獅子紋Aタイプの組合せを紹介する。
まず、欄間部の頭部両端型双龍紋Dタイプ1類は、中央に扁額を持たず、龍体部を中心に透かしがあるものの中で、雲が斜めに折り重なるように連続しているものであり、全部で18事例がある。また、羽目板部の3間全獅子紋Aタイプは、3区画全部にそれぞれ獅子紋を置く羽目板部の中で、全ての獅子は後脚を高くあげ、両端部の獅子は向かい合わせ、中央部の獅子は左を向くものであり、全部で8事例がある。これらが両方とも該当するものは、稲沢市池部神明社、あま市(旧甚目寺町)本郷八幡社、あま市(旧美和町)木田八劔社の各蕃塀である。 さて、これらを製作年に着目すると、1930年に池部神明社例が、1935年に木田八劔社例が、1939年に本郷八幡社例がそれぞれ製作されている。また、製作者についてみると、3事例とも角田六三郎の名前があり、木田八劔社のみは今井勇次郎との連名になっている。 この結果、頭部両端型双龍紋Dタイプ1類と3間全獅子紋Aタイプの組合せの蕃塀は、稲沢市南部からあま市にかけて所在する神社に分布し、1930年代に角田六三郎によって製作されたものであることが分かる。
by banbeimania
| 2011-02-04 00:44
| 蕃塀を深める
|
Comments(0)
|