蕃塀(ばんぺい)にこだわったブログです。蕃塀は神社の拝殿の前にある衝立状の塀です。
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隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その7)

 現在は、隅丸方形の透かしを持つ欄間部を紹介している。これらは全部で12類に大別されるが、今回は5番目の隅丸方形透かしEタイプを紹介したい。

 隅丸方形透かしEタイプは、中央に扁額を持ち、透かしが単純な隅丸方形となる石造連子窓型蕃塀の欄間部である。このタイプの欄間部を持つ蕃塀は、一宮市一色神明社と一宮市更屋敷八劔神社と小牧市多気神社の3社に認められる。ここでは一宮市一色神明社と一宮市更屋敷八劔神社の事例を写真で示しておく。
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         一宮市一色神明社の蕃塀の欄間部
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         一宮市更屋敷八劔神社の蕃塀の欄間部

 この3つの蕃塀を製作年代順に並べると、1921年に更屋敷八劔神社、1967年に一色神明社、1971年に多気神社となる。これらは製作者が全て不明となっている。このような状況からみると、隅丸方形透かしEタイプの欄間部を持つ蕃塀は、製作年代や製作者に特別な傾向を見出すことが難しい。
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by banbeimania | 2009-10-18 17:43 | 蕃塀を深める

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その6)

 今日は、隅丸方形の透かしが表現される欄間部のうち、隅丸方形透かしDタイプを紹介したい。

 中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、さらに上端部にも透かしを置く隅丸方形透かしDタイプは、一宮市丹陽五日市場八劔社の事例しか存在しない。
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         一宮市丹陽五日市場八劔社の蕃塀の欄間部

 一宮市丹陽五日市場八劔社は1929年に稲沢市長束の石工山内松蔵によって築造されたものである。稲沢市長束に所在する蕃塀の製作者といえば、私は石工石松をすぐに思い出すが、この石松は、既に紹介したように、隅丸方形透かしAタイプの欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀という独特の蕃塀を製作したことが分かっている。この隅丸方形透かしAタイプの欄間部は、透かし内に金属製棒を差し込んで上下に空間を分けるものであった。したがって、AタイプとDタイプの共通点を無理矢理に探せば、両者とも上下2段に横長の透かしを持っていることが挙げられよう。だとすれば、稲沢市長束に所在する石工は、上下2段に横長の透かしを持つ欄間部を製作する傾向があるということができる。
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by banbeimania | 2009-10-17 20:43 | 蕃塀を深める

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その5)

 前回は、隅丸方形の透かしを持つ欄間部のうち、3番目の隅丸方形透かしCタイプを取り上げた。Cタイプは、全部で15基の蕃塀に認められ、これらは隅角部の形状から以下の2類に細分することができた。前回はCタイプ1類を紹介したので、今回はCタイプ2類を説明したい。

 隅丸方形透かしCタイプ2類は、隅角部を扇形(円形の4分の1の形)に内側へ膨らませた状態になっているものである。具体的な事例としては、一宮市定水寺神明社、稲沢市奥田大門切白山社、稲沢市井之口日吉社、春日井市上八田神明社の4社の蕃塀に認められる。ここでは、代表として一宮市定水寺神明社と稲沢市奥田大門切白山社の事例を具体的に紹介しておきたい。
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         一宮市定水寺神明社の蕃塀の欄間部
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         稲沢市奥田大門切白山社の蕃塀の欄間部

 これらの製作年代に着目すると、1921年に定水寺神明社、1933年に稲井之口日吉社、1936年に奥田大門切白山社、1986年(推定)に上八田神明社で蕃塀が建造されている。一方、製作者に注目すると、定水寺神明社例は岡崎の鈴木忠太郎、奥田大門切白山社例と井之口日吉社例は稲沢の石松であることが分かるが、上八田神明社例は不明であった。

 隅丸方形透かしCタイプ2類は、その半数が1930年代に稲沢市長束の石工石松によって築造されていたものといえる。
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by banbeimania | 2009-10-16 21:35 | 蕃塀を深める

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その4)

 隅丸方形の透かしを持つ欄間部は12類に大別されるが、今回は3番目の隅丸方形透かしCタイプを取り上げてみる。

 中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、透かし内に何も配置しない隅丸方形透かしCタイプは、全部で15基の蕃塀に認められる。これらは、隅角部の形状から以下の2類に細分することができる。

1類:隅角部を内側へ膨らませた先端が尖る(隅丸を2つ重ねたような形状)もの
2類:隅角部を扇形(円形の4分の1の形)に内側へ膨らませた状態になっているもの

 ここではまず、隅丸方形透かしCタイプ1類の事例を紹介する。Cタイプ1類は一宮市大和毛受八幡社、一宮市西海戸愛宕社、一宮市南小渕天神社、稲沢市赤池諏訪社、稲沢市陸田本町神明社、稲沢市治郎丸天神社、北名古屋市徳重国霊社、清須市西田中神明社、小牧市船津八剱社、七宝町沖之島神明社、名古屋市名東区本郷神明社、美和町中橋神明社の11社の蕃塀に認められる。ここでは、代表として一宮市大和毛受八幡社と一宮市西海戸愛宕社の事例を具体的に紹介しておきたい。
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         一宮市大和毛受八幡社の蕃塀の欄間部
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         一宮市西海戸愛宕社の蕃塀の欄間部

 隅丸方形透かしCタイプ1類の蕃塀を製作年代順に並べると、1917年に南小渕天神社、1922年に治郎丸天神社、1923年に徳重国霊社、1925年に西海戸愛宕社、1927年に中橋神明社、1930年に陸田本町神明社、1931年に赤池諏訪社、1934年に沖之島神明社、1937年に西田中神明社と船津八剱社、1940年に毛受八幡社、1970年に本郷神明社、となる。一方、製作者でみると、毛受八幡社は一宮の宮田茂、西海戸愛宕社は古知野の亀山銀造、赤池諏訪社は稲沢の石松、治郎丸天神社は荒木弥助、西田中神明社は1937米野の井上、沖之島神明社は角田乙吉、本郷神明社は岡崎の藤田石材、中橋神明社は岡崎の今井新太郎であったが、南小渕天神社、陸田本町神明社、徳重国霊社、船津八剱社の蕃塀は作者が不明であった。

 このようにみると、隅丸方形透かしCタイプ1類の蕃塀は、1917年から1970年までの長期間に製作され、特定の石工に偏ることが無いものであることが判明した。
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by banbeimania | 2009-10-15 20:27 | 蕃塀を深める

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その3)

 前々回から隅丸方形の透かしが表現される欄間部を紹介しており、これらは隅丸方形透かしAタイプからLタイプの12類に大別された。今日は2番目の隅丸方形透かしBタイプを取り上げてみる。

 中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、透かし内に円盤状石材を置く隅丸方形透かしBタイプの欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀には、犬山市木津三明神社と江南市草井天神社の2社に事例が認められる。
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        犬山市木津三明神社の蕃塀の欄間部
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        江南市草井天神社の蕃塀の欄間部

 両者の製作年代と製作者に着目すると、木津三明神社は1941年に江南市柏森の奥村末武によって、草井天神社は1928年に江南市柏森の石工伊神賢寿によってそれぞれ築造されていた。両者とも地元旧丹羽郡に所在する石工によって建造されたものであるので、透かし内に円盤状石材を置くタイプは、この丹羽郡特有の作風といえよう。
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by banbeimania | 2009-10-14 21:58 | 蕃塀を深める

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その2)

 今回から具体的に、隅丸方形の透かしが表現される欄間部を紹介していきたい。まずは、隅丸方形透かしAタイプを取り上げてみる。

 中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、透かし内に金属製棒を差し込む隅丸方形透かしAタイプの欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀には、稲沢市長束白山社と一宮市大和妙興寺日吉社の2社に事例が認められる。
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        稲沢市長束白山社の蕃塀の欄間部
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        一宮市大和妙興寺日吉社の蕃塀の欄間部

 両者の製作年代と製作者に着目すると、稲沢市長束白山社の蕃塀は1927年に、一宮市大和妙興寺日吉社の蕃塀は1934年にそれぞれ築造され、両者とも稲沢市長束に所在する石工石松によって建造されたものである。透かし内に金属製棒を差し込むタイプは、この「石松」特有の作風と見てよいことが分かる。
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by banbeimania | 2009-10-13 21:03 | 蕃塀を深める

隅丸方形の透かしを持つ欄間部(その1)

 石造連子窓型蕃塀の欄間部は大きく17類に区分でき、これまでにそのうちの5種を紹介してきた。これら5種は全て龍が表現されていたものであるが、今回はいよいよ6番目の隅丸方形の透かしがある事例について検討したい。

 石造連子窓型蕃塀の欄間部に隅丸方形の透かしが表現されるものは全部で68例存在する。これらは、欄間部が2区画または3区画に分割されているが、その分割に用いられる石材には(1)扁額、(2)角柱形束柱、(3)円柱形束柱がある。また、透かしの形状も、純粋に隅丸方形となるものと隅角部が内側の屈曲し「花形」となるものに分けることができる。こうした要素を組み合わせて検討すると、以下の12類に細分できる。

 隅丸方形透かしAタイプ:中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、透かし内に金属製棒を差し込むもの
 隅丸方形透かしBタイプ:中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、透かし内に円盤状石材を置くもの
 隅丸方形透かしCタイプ:中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、透かし内に何も配置しないもの
 隅丸方形透かしDタイプ:中央に扁額を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させ、さらに上端部にも透かしを置くもの
 隅丸方形透かしEタイプ:中央に扁額を持ち、透かしが単純な隅丸方形となるもの
 隅丸方形透かしFタイプ:中央に無紋の角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させるもの
 隅丸方形透かしGタイプ:中央に無紋の角柱形束柱を持ち、透かしが単純な隅丸方形となるもの
 隅丸方形透かしHタイプ:中央に施紋された角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させるもの
 隅丸方形透かしIタイプ:中央に変形された角柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させるもの
 隅丸方形透かしJタイプ:中央に無紋の円柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させるもの
 隅丸方形透かしKタイプ:中央に無紋の円柱形束柱を持ち、透かしが単純な隅丸方形となるもの
 隅丸方形透かしLタイプ:中央に刻字された円柱形束柱を持ち、透かしの隅角部を内側に屈曲させるもの

 これらの内訳は現状で下記の通りである。
 隅丸方形透かしAタイプ: 2例
 隅丸方形透かしBタイプ: 2例
 隅丸方形透かしCタイプ:15例
 隅丸方形透かしDタイプ: 1例
 隅丸方形透かしEタイプ: 4例
 隅丸方形透かしFタイプ:11例
 隅丸方形透かしGタイプ:13例
 隅丸方形透かしHタイプ: 1例
 隅丸方形透かしIタイプ: 1例
 隅丸方形透かしJタイプ:15例
 隅丸方形透かしKタイプ: 2例
 隅丸方形透かしLタイプ: 1例
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by banbeimania | 2009-10-12 22:26 | 蕃塀を深める

欄間部の頭部を中央に置く双龍紋(その13)

 石造連子窓型蕃塀の欄間部は大きく17類に区分できるが、そのうちの頭部を中央寄りに据える双龍紋が表現される事例については33事例が存在し、7タイプ11類に区分できた。これら全部を製作年代に並べた図を前々回に掲載したが、今回はこれを若干説明していきたい。
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 頭部中央型双龍紋の欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀は、変遷図を一瞥すると、各タイプが細かく入れ替わって築造されてきた様子が分かる。まず、最初は1924年に頭部中央型双龍紋CタイプとFタイプが出現し、次いでAタイプ2類・Bタイプ・Gタイプ・Eタイプ2類・Eタイプ3類・Eタイプ1類・Aタイプ1類の順に登場している。これらは全て戦前に出現したものであるが、CタイプとEタイプ3類とAタイプ1類のみが戦後にまで継続しているもので、他のタイプは短期間に建造が限られていることが分かる。戦中にDタイプが現れ、戦後ではAタイプ3類が新たに認められるようになった。

 製作者については、頭部中央型双龍紋Aタイプ2類が全て名古屋市西区の角田乙吉による作品である他は、特に際立った傾向を認めることができない。そもそも作者が判明しない事例が多いのが、頭部中央型双龍紋の欄間部を持つ石造連子窓型蕃塀の特徴といえよう。
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by banbeimania | 2009-10-10 11:34 | 蕃塀を深める

神社探訪余話(14)台風一過

 台風18号が日本列島を縦断し、東海地方にも大きな爪痕を残した。幸いにして、自分の身の回りでは、停電があった程度で、ほとんど物的な被害はなかったのであるが、付近でもいくつかの影響をみることができる。強風により看板の倒壊や信号があらぬ方向を向いているなど、随所でみることができた。

 しかし、今回の強風で目立つ被害は樹木の損壊であろう。集落の中で樹木が多く存在する場所の一つに神社があるが、近所に所在する神社では大量に落下した枝葉が周囲に散乱し、中には倒れかけた樹木も散見された。こうした神社では氏子等による後片付けも大変なことだろうと思う。氏子等の手入れが十分にできない神社では、こうした被害が積み重なって次第に荒れていくものと考えられ、残念ながら実際に荒れた境内を持つ神社も時々出会うのである。

 報道によれば、社殿に損傷をもたらされた神社もあるようで、蕃塀マニアとしては今回の台風で蕃塀の倒壊がなかったことを祈るのみである。
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by banbeimania | 2009-10-09 23:18 | 探索の記録

欄間部の頭部を中央に置く双龍紋(その12)

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by banbeimania | 2009-10-06 23:34 | 蕃塀を深める