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簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ(その6)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ」の事例は6類に細分できる。今回は、簡略雲形腕木と湾曲肘木Dタイプを取り上げる。
簡略雲形腕木と湾曲肘木Dタイプは、肘木の下部先端がわずかに湾曲しつつもほぼ斜めに削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀には、名古屋市西区上小田井星神社、一宮市大和妙興寺三十八所社、一宮市大和妙興寺白山社、一宮市玉ノ井賀茂神社、一宮市浅井石刀神社、春日井市牛山天神社、犬山市西古券吉野社、犬山市寺下神明社、稲沢市川曲神社、北名古屋市訓原神社、甚目寺町中杜天神社の合計11社に事例がある。今回はその中で6事例を例示したい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by banbeimania
| 2011-11-30 00:22
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ(その5)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ」の事例は6類に細分できる。今回も簡略雲形腕木と湾曲肘木Cタイプを取り上げる。
簡略雲形腕木と湾曲肘木Cタイプは、肘木の下部先端が大きく丸く削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀は全部で9社に事例がある。今回は前回紹介できなかった3事例を例示したい。 ![]() ![]() ![]() 前回紹介した6事例を含めたこれら9事例は、全て製作年代と製作者は不明である。塔野地東屋敷熊野社例は2間巾の木造連子窓型蕃塀である他は、3間巾の木造連子窓型蕃塀となっている、屋根構造をみると、宇都宮神社例は桧皮葺きで反りの無い直線屋根、塔野地東屋敷熊野社例は桟瓦葺き屋根である。残りの7事例は全て屋根は銅板一文字葺き屋根である。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-29 00:53
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ(その4)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ」の事例は6類に細分できる。次に、簡略雲形腕木と湾曲肘木Cタイプを取り上げる。
簡略雲形腕木と湾曲肘木Cタイプは、肘木の下部先端が大きく丸く削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀には、一宮市浜神明社、犬山市塔野地東屋敷熊野社、江南市江森熊野社、小牧市宇都宮神社、小牧市小木日吉社、稲沢市北島土之社、稲沢市祖父江二俣神明社、北名古屋市牟都志神社、扶桑町楉埜神社Aの合計9社に事例がある。今回はその中で6事例を例示したい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 以下続く。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-28 00:34
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ(その3)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ」の事例は6類に細分できる。次に、簡略雲形腕木と湾曲肘木Bタイプを取り上げる。
簡略雲形腕木と湾曲肘木Bタイプは、肘木の下部先端がわずかに湾曲しつつもほぼ斜めに削られていて、腕木の途中で臍を設けて桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀には、春日井市下条八幡社に事例がある。これについて詳しく検討したい。 ![]() 下条八幡社の蕃塀は1製作年代と製作者は不明である。3間巾の木造連子窓型蕃塀で、屋根は銅板一文字葺き屋根となっており、比較的重厚な作品である。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-27 08:14
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ(その2)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ」の事例は6類に細分できる。まず初めに、簡略雲形腕木と湾曲肘木Aタイプを取り上げたい。
簡略雲形腕木と湾曲肘木Aタイプは、肘木の下部先端が大きく丸く削られていて、腕木の途中で臍を設けて桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀には、春日井市玉野五社神社と春日井市大留子安神明社の2社に事例がある。これについて詳しく検討したい。 ![]() ![]() 玉野五社神社の蕃塀は1984年に澤野幸光により製作されたものだが、大留子安神明社の蕃塀は製作年代と製作者は不明である。両者とも3間巾の木造連子窓型蕃塀であるが、屋根は玉野五社神社例が銅板一文字葺き屋根であったが、大留子安神明社例は簡素な銅板葺きとなっていた。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-26 11:04
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ(その1)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分できるが、今回はその中で9番目の「簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せ」の事例について詳しく検討したい。
木造連子窓型蕃塀の中で簡略雲形腕木と湾曲肘木の組合せを持つものは全部で25事例が存在する。腕木は、外形ラインでみると、下部先端が丸く削られており、下辺の途中で丸みを持って段差がある形に造形されている。一方、肘木は下部先端が斜めに薄くわずかに弧状に削られているものである。この組合せは、肘木の形状と桁の取り付け方からさらに6類に細分することが可能である。 簡略雲形腕木と湾曲肘木Aタイプ:肘木の下部先端が大きく丸く削られていて、腕木の途中で臍を設けて桁をはめ込むもの。 簡略雲形腕木と湾曲肘木Bタイプ:肘木の下部先端がわずかに湾曲しつつもほぼ斜めに削られていて、腕木の途中で臍を設けて桁をはめ込むもの。 簡略雲形腕木と湾曲肘木Cタイプ:肘木の下部先端が大きく丸く削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもの 簡略雲形腕木と湾曲肘木Dタイプ:肘木の下部先端がわずかに湾曲しつつもほぼ斜めに削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもの。 簡略雲形腕木と湾曲肘木Eタイプ:肘木の先端下半をわずかに湾曲しつつも急な斜めに削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもの。 簡略雲形腕木と湾曲肘木Fタイプ:肘木の下部先端が少しだけ斜めに削られていて、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもの。 これらの内訳は下記の通りである。 簡略雲形腕木と湾曲肘木Aタイプ: 2例 簡略雲形腕木と湾曲肘木Bタイプ: 1例 簡略雲形腕木と湾曲肘木Cタイプ: 9例 簡略雲形腕木と湾曲肘木Dタイプ:11例 簡略雲形腕木と湾曲肘木Eタイプ: 1例 簡略雲形腕木と湾曲肘木Fタイプ: 1例 ![]() ▲
by banbeimania
| 2011-11-24 01:08
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ(その7)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ」の事例は4類に細分でき、事例を紹介してきた。最後にまとめておきたい。
これまで紹介してきた、雲形彫刻入り腕木と肘木の組合せ3種と雲形腕木との組合せ2種、そして簡略雲形腕木と雲形彫刻入り肘木の組合せでは、3間巾の木造連子窓型蕃塀の事例が圧倒的に多かったことが判明していたが、今回紹介してきた「簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ」の事例も、14基のうち全部が3間巾の木造連子窓型蕃塀である。形状は前回の「簡略雲形腕木と雲形肘木の組合せ」よりも簡素であるはずなのだが、規模の小さな2間巾の蕃塀が全く存在しないのは意外であった。 屋根構造は清須市清洲日吉神社例が桧皮葺き屋根、江南市後飛保白山社例が銅板で覆われた桧皮葺き、一宮市田所八剱神社例が銅板斜格子状葺き、一宮市大和於保大神社例が桟瓦葺きである他は、全て銅板一文字葺き屋根となっており、比較的に重厚な屋根が多いようだ。製作年代や製作者も分からないものが多く、北名古屋市熊之庄熊野社の蕃塀が1924年に建立されたことが判明している他は不明である。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-23 10:54
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ(その6)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、さらに「簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ」は4類に細分できた。前回は、簡略雲形腕木と簡略雲形肘木Dタイプ8事例のうち4例を紹介した。今回は残り4事例を紹介したい。
![]() ![]() ![]() ![]() 簡略雲形腕木と簡略雲形肘木Dタイプ8事例の蕃塀の製作年代と製作者については、全てが不明である。8例とも3間巾の木造連子窓型蕃塀で、屋根は一宮市大和於保大神社例が桟瓦葺き・一宮市田所八剱神社例が銅板斜格子状葺き・江南市後飛保白山社例が銅板で覆われた桧皮葺きである他は全て銅板一文字葺き屋根となっている。全体としてみるとやや重厚な屋根が多いように感じられた。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-21 01:06
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ(その5)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ」の事例は4類に細分できる。今回は、最後の簡略雲形腕木と簡略雲形肘木Dタイプを取り上げていきたい。
簡略雲形腕木と簡略雲形肘木Dタイプは、腕木と肘木の下部先端が小さく丸く削られ、下辺の段差も低く、腕木の先端を方形に切り取り桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀には、一宮市大和於保大神社、一宮市篭守勝手神社、一宮市田所八剱神社、一宮市大和苅安賀八幡社、一宮市大和馬引神明社、一宮市起大明神社、春日井市伊多波刀神社、江南市後飛保白山社の8社に事例がある。今回は、この中で4事例を紹介したい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by banbeimania
| 2011-11-20 16:36
| 蕃塀を深める
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簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ(その4)
木造連子窓型蕃塀の屋根を支える腕木と肘木は、装飾のあり方から大きく22類に区分でき、その中で「簡略雲形腕木と簡略雲形肘木の組合せ」の事例は4類に細分できる。今回は、簡略雲形腕木と簡略雲形肘木Cタイプを取り上げたい。
簡略雲形腕木と簡略雲形肘木Cタイプは、腕木と肘木の下部先端が小さく丸く削られ、下辺の段差も低く、腕木の途中で臍を設けて桁をはめ込むもので、このタイプの木造連子窓型蕃塀には、名古屋市千種区今池高牟神社、名古屋市中区朝日神社、春日井市両社宮神社、北名古屋市熊之庄熊野社の4社に事例がある。これについて詳しく検討したい。 ![]() ![]() ![]() ![]() 上記4事例の蕃塀の製作年代については、熊之庄熊野社の蕃塀が1924年に建立されたと推測される他は不明である。また、製作者は全て不明である。4例とも3間巾の木造連子窓型蕃塀で、屋根は銅板一文字葺き屋根となっており、屋根構造は共通している。 ▲
by banbeimania
| 2011-11-19 08:59
| 蕃塀を深める
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